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医療事故を防止し、
安全な医療の提供を推進します。
医療安全推進室

基本方針

医療安全管理体制

医療安全推進室の業務

1.医療安全に関する日常活動に関すること
  • ・各部門からの事例報告の収集と分析、対策立案・評価
  • ・医療安全推進室会議の開催(週1回)
  • ・医療安全管理委員会の開催(月1回)
  • ・院内ラウンドに実施
  • ・医療安全ニュースの発行
  • ・医療安全研修の企画・運営
  • ・医療安全に係る連絡調整
2.医療事故発生時の対応に関すること
  • ・情報収集、分析、対策立案、フィードバック、評価
  • ・医療事故対応会議の書類・資料等の作成
3.その他医療安全に関すること
  • ・医療相談室との連携

患者さんと行う医療安全の取り組み

1.転倒・転落防止策

入院生活をする病院の環境は、それまで住み慣れた環境とは異なり、生活環境の変化に病気やけが加わり、体力や運動機能の低下により、思いがけない転倒・転落事故が起こることが少なくありません。
当院では、生活環境を整備しながら転倒・転落の予防に十分注意しておりますが、入院時に転倒転落の評価をさせて頂いております。評価の結果は患者さん・ご家族に看護師が説明いたします。また、評価の結果によっては抑制用具を使用させて頂くこともありますのでご理解をお願い致します。

転倒・転落が起こりやすい状況について

入院中に起こりうる転倒・転落事故について、患者さん・ご家族も知って頂き、事故防止のためにご協力をお願いしたいと思います。

転倒・転落が起こりやすい状況とは

●患者さんがもつ危険性

  • ・患者さんが病状の理解ができず無理に動いてしまう時
  • ・入院により認知症状が悪化した時
  • ・障害や麻痺で立ち姿勢のバランスが悪い時
  • ・足腰の筋力が低下している時
  • ・少し歩けるようになった時
  • ・睡眠薬を内服した時
  • ・患者さんが遠慮してナースコールを押さなかった時

●環境による危険性

  • ・夜間の体制で職員が手薄になる時
  • ・段差やものにつまずく時
  • ・床のぬれやワックス等滑りやすい環境において
  • ・固定が悪いベッドや床頭台につかまり、立ち上る時

転倒・転落を防ぐための注意点

  • ・ベッドから降りる時、トイレ、浴室、起立時、方向転換時は注意しましょう。
  • ・メガネ等愛用のものをお持ち下さい。
  • ・杖等は先端が滑らないものが良いです。
  • ・寝間着やパジャマの裾は、体にあった長さにしておきましょう。
  • ・普段ベッドを利用していない方は看護師にお話下さい。
  • ・日中はなるべく起きていましょう。 昼間寝てしまうと夜眠れなくなります。
  • ・廊下やトイレ等ではぬれた所を避けて、滑らないように注意しましょう。
  • ・必要な方には、トイレ等への移動時に看護師が介助・同行します。
転倒・転落したり、またそれを見た際には、すぐ看護師にご連絡下さい。
転びやすい場所 病室 トイレ 廊下
最も転倒が多いのは病室です。病室内の危険を取り除く環境整備が大切です。
また、トイレやデイルームへの移動の際の転倒を防ぐためにも、導線の確認と危険の除去が必要です。
移乗や移動時に、一人で行動する時、転倒することが多く見られます。
転ぶ原因となる行動 トイレ動作 移動、移乗 不穏行動
転ぶとケガをしやすい部位
転ぶとケガをしやすい部位 転ぶとケガをしやすい部位
安全な入院生活を送って頂くため、下記の内容にご協力をお願い致します。
  • 1)これまで転倒・転落を起こしたことがある場合は、職員にお伝え下さい。
  • 2)夜間にベッドから離れる時は、枕灯を点け足元の確保をして下さい。
  • 3)スリッパでなく、履きなれた靴で底面が滑りにくいものにしましょう。
    靴はかかとをつぶさず、きちんと履いてから歩行しましょう。
望ましい履物 望ましい履物
転倒の原因となった履物 転倒の原因となった履物
  • 4)ベッド周囲に物を置かないようにしましょう。
  • 5)ベッドから移動する際、床頭台、オーバーテーブル、ワゴン等つかまると動く不安定なものを支えに立ち上がらないようにしましょう。
  • 6)シグナル転倒・転落の危険性が高い患者さんには、右記のシグナルを掲示させて頂き、職員全員で注意を払うように心がけています。
  • 7)不穏時や危険時、病状によって落ち着かない場合には鎮静剤を
    使用したり、やむを得ず抑制したりする場合があります。
センサー センサー
センサー センサー
  • 8)患者さんの安全のために、抑制する場合は患者さん・ご家族に事前に相談いたします。
    緊急時は、抑制を開始後にご報告する場合もございますがご了承下さい
  • 9)安全上、ご家族の方の付き添いが必要と判断した場合はご協力をお願いすることがあります。
  • 10)患者さんだけでなく、ご家族の方、ご面会に来られる方も足元にお気を付け下さい。
2.誤認防止策
①患者さん間違いの防止策のため、
・お名前をフルネームで名乗ってください。
・診察券を提示してください。
②薬の確認のためお薬手帳を提示してください。