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内視鏡を用いた診断と
治療を行う診療部門
内視鏡センター

概要

消化管の悪性腫瘍 炎症性疾患 機能性消化管疾患など多くの疾患が明らかになってきております。

内視鏡センターでは現在、外科医5名、消化器内科医1名、内科医2名が診療にあたっております。
食道・胃・十二指腸・大腸の内視鏡検査および胆膵疾患の内視鏡検査をはじめとし、同部位に対する内視鏡手術を行っています。

検査は特殊光による観察・拡大観察が可能な最新の内視鏡機器を用いて行っており、経鼻内視鏡も使用しています。

手術については、消化管の腫瘍性病変に対する内視鏡手術、狭窄に対する拡張術・ステント留置術、出血に対する止血術、胃療造設術に加え、胆道系の結石の内視鏡的砕石術や減黄術、胃療造設術など幅広く行っています。

術後の入院については、病変の種類や切除時の状況 、偶発症の可能性の頻度によって変わります。基本的には入院をしていただくことが多いと思われますが入院が必要でないことも少なくありません。主治医や施行医とよく相談したうえで手術を受けていただくことが重要です。(大腸ポリープ切除は手術にあたります)

実績

  2017 2018 2019 2020(~10/31) 2021
上部消化管内視鏡 5109 4536 4339 3050 4053
  止血術 20 16 18 9 15
  粘膜切除ESD(EMR) 食道 0 0 4 7 0
17(1) 11(1) 29(3) 25(2) 10
  胃瘻造設術 27 18 30 33 36
下部消化管内視鏡 2877 2704 2577 1978 2417
  止血術 21 23 11 4 14
  粘膜切除 ESD 2 6 3 7 6
EMR+polypectomy 915 735 873 713 1021
  経肛門イレウス挿入 6 7 0 3 2
  ステント留置 3 5 7 10 6
胆膵内視鏡(ERCP) 60 47 60 33 46
  乳頭切開 26 25 23 18 21
  採石 19 11 13 12 24
  砕石 9 12 7 5
  チューブステント留置 34 36 45 27 36
  メタリックステント留置 1 1 5 1 1
止血など緊急内視鏡にも、すぐに対応できるようにしております。

検査をおこなうためのお願い

内服薬についてのお願い
お飲みになっているお薬の中には、生検(一部を採り良性、悪性を調べる)すると出血が止まりにくいお薬を飲まれている場合があり必ず、飲まれている薬をお知らせください。
当日の交通機関について
癌をはじめとして、病気の早期発見のために、内視鏡検査は必須の検査ですが、咽頭反射や痛みのためつらい検査になることがあります。
 当院では、ご希望により「検査の不安を強くお持ちの方」、「過去の検査がつらかった方」には鎮静剤や鎮痛剤を使用し、できるだけ苦痛の少ない検査を目指しておりますが、検査後休んでいただくことと、帰宅時には、絶対に車の運転をしないことが必要条件となりますので、当日は他の交通機関や家族の方などに迎えに来ていただくようお願いいたします。

大腸ポリープ切除後の注意について

当院では、大腸検査時癌化の可能性があり切除必要と思われるポリープが見つかった場合、事前に説明をおこない、必要に応じ原則的に(ポリープの個数・大きさによる)1日入院が必要となる場合があります。
また、アルコールや食事制限は2週間必要となりますのでご了承ください。