IBD専門外来
炎症性腸疾患とは
炎症性腸疾患は、細菌や薬剤などはっきりした原因で起こる特異的炎症性腸疾患と、原因不明の非特異的炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)に分けられます。
しかし、一般に炎症性腸疾患(略語でIBD*と呼ぶこともあります)といえばクローン病や潰瘍性大腸炎をさします。
*「IBD:Inflammatory bowel disease」
腸に炎症がおこると、下痢や腹痛、血便、発熱などの症状がみられます。
現時点では残念ながら病気を完治させる治療はまだありませんが、診断や治療法は進歩しており、多くの患者様は病気を落ち着かせて通常の生活が送ることが可能です。
しかしときには、病気の勢いが強く治療に難渋したり、入院の上で強力な薬物治療や手術が必要になる場合もあります。
しかし、一般に炎症性腸疾患(略語でIBD*と呼ぶこともあります)といえばクローン病や潰瘍性大腸炎をさします。
*「IBD:Inflammatory bowel disease」
腸に炎症がおこると、下痢や腹痛、血便、発熱などの症状がみられます。
現時点では残念ながら病気を完治させる治療はまだありませんが、診断や治療法は進歩しており、多くの患者様は病気を落ち着かせて通常の生活が送ることが可能です。
しかしときには、病気の勢いが強く治療に難渋したり、入院の上で強力な薬物治療や手術が必要になる場合もあります。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は原因不明の病気で大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。
クローン病
名前の由来
クローン病は、1932年にアメリカ合衆国のマウントサイナイ病院の内科医師であるクローン氏によって発表されました。そのときのこの病気は、回腸末端から盲腸に好発する炎症性の腸疾患として「限局性回腸炎」と呼ばれていました。わが国に最初に紹介されたのは1940年頃で、「非特異的限局性腸炎」という診断名でした。紹介された当時は、まだ非常にまれな病気で、一般にはほとんど知られていませんでした。その後、この病気を発見したクローン医師にちなんで、「クローン病」と名付けられました。
治療目的
クローン病の治療目的は 「寛解」を長く維持することにあります。
「寛解」とは、病気の症状が落ち着き安定している状態をいいます。クローン病は今のところ根治が難しいため、寛解状態を出来るだけ長く維持して、通常の日常生活を送れるようにすることが治療の目標となります。
「寛解」とは、病気の症状が落ち着き安定している状態をいいます。クローン病は今のところ根治が難しいため、寛解状態を出来るだけ長く維持して、通常の日常生活を送れるようにすることが治療の目標となります。

診療予定表
IBD 専門外来 |
第2・4 土曜日 9:00~11:00 |
9:00 ~ 11:00 | 神戸大学消化器内科派遣医 |
---|---|---|---|
第1~4 火曜日 9:00~11:00 |
9:00 ~ 11:00 | 神戸大学消化器内科派遣医 |
※IBD専門外来の新規患者様は、完全予約制です。
医師・スタッフ紹介
宗友 良憲
- 役 職
- 名誉院長
- 専門領域
- 炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
- メッセージ
- 消化器疾患は何でも診ますが、特に炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)の診断と治療を中心に診療しています。