医療法人 公仁会 姫路中央病院

物忘れ外来

ご案内

姫路中央病院では岡山大学神経内科の協力を得て、平成23年9月より毎週月曜日午後に「物忘れ外来」を実施しております。当院スタッフに加えて、岡山大学 神経内科教授、阿部康二先生も診療をしていただいております。ご自身やご家族に気になる方があれば一度、「物忘れ外来」を受診されることをお勧めします。

認知症とは

脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体型認知症などがこの「変性疾患」にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう血管性認知症です。 人口の高齢化に伴い、今後、認知症高齢者は急速に増加していくと見込まれています。
また、若くして若年性認知症を発症される方もあります。

症状

記憶障害

新しいことを記憶できずに、さきほど聞いたことさえ思い出せない。
さらに、病気が進行すれば、覚えていたはずの記憶も失われていきます。

見当識障害

見当識(けんとうしき)とは、現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握することをいいます。
まず、時間や季節感の感覚が薄れ、進行すると迷子になったり、遠くに歩いて行こうとします。

理解/判断力の障害

考えるスピードが遅くなり、二つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなります。
また、些細な変化、いつもと違うできごとで混乱を来しやすくなり、観念的な事柄と、現実的、具体的なことがらが結びつかなくなります。

実行機能障害

計画を立て按配することが出来なくなり、日常生活がうまく進まなくなります。

感情表現の変化

認知症の人は、ときとして周囲の人が予測しない、思いがけない感情の反応を示します。

診断・治療

早期診断、早期治療が大事

「治らない病気だから医療機関へ行っても仕方がない」は誤り。早期受診・早期診断・早期治療は非常に重要です。

治る病気や一時的な症状の場合があります。

正常庄水頭症とか、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫などの場合、脳外科的な処置で劇的に良くなる場合もあります。
甲状腺ホルモンの異常の場合は、内科的な治療で良くなります。
薬の不適切な使用が原因で認知症のような症状がでた場合は、薬をやめるか調整すれば回復します。

早い時期に受診することのメリット

アルツハイマー病では、薬で進行を遅らせることができ、早く使い始めると健康な時間を長くすることができます。病気が理解できる時点で受診し、少しずつ理解を深めていけば生活上の障害を軽減でき、その後のトラブルを減らすことも可能です。

初期は専門の医療機関の受診が不可欠

認知症の診断は初期ほどむずかしく、高度な検査機器と熟練した技術を要する検査が必要です。
専門の医療機関への受診が不可欠です。

受診のおすすめ

このような症状が気になる方は一度、物忘れ外来を受診されることをお勧めします

日付や曜日が
わからない
人の名前が
出てこない
同じことを
何度も聞く
食事を食べたことを
忘れている
計算が
出来なくなった
道に迷って帰って
こられなくなった
財布などを取られた
のではないかと言う
イライラして
怒りっぽくなった

受診について

物忘れ外来は完全予約制です。「かかりつけ医※」からの紹介が必要となります。
お近くに受診する医療機関が無い方は、当院「認知症疾患医療センター」へご相談下さい。
※かかりつけ医とは
もの忘れや認知症だけでなく、それ以外の疾患を総合的に診ていただくことが重要であるため、
ご自宅のお近くで相談できる医療機関として「かかりつけ医」を持っていただくことが大切です。
当院とかかりつけ医とが連携して患者さんの治療をサポートします。

お問い合わせ窓口:
姫路中央病院 認知症疾患医療センター

TEL:079-235-7353
(担当窓口:地域連携室)
STEP
1
かかりつけ医からの紹介
かかりつけ医療機関から診療情報提供書(紹介状)を地域連携室へFAX.079-233-0854(直通)して頂きます。
STEP
2
当院より、かかりつけ医に予約票をFAX返信
STEP
3
予約日に外来受診
【持参して頂くもの】紹介状・健康保険証・内服薬またはお薬手帳
STEP
4
鑑別診断
STEP
5
投薬調整、生活指導など(治療計画)
STEP
6
治療計画に基づき かかりつけ医療機関へ通院、治療

認知症医療連携

医師・スタッフ紹介

阿部 康二
専門領域
岡山大学病院 神経内科教授
学会等
日本神経学会専門医・指導医
認知症学会専門医
東 靖人
専門領域
理事長 附属クリニック所長
学会等
日本内科学会総合内科専門医
日本神経学会指導医
日本認知症予防学会専門医
PET核医学会認定医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
幡中 典子
専門領域
岡山大学病院 神経内科医員