住み慣れた地域で
安心して暮らしていくために。
認知症疾患
医療センター
認知症疾患医療センターとは
認知症の方の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けるために、認知症の鑑別診断、相談、地域連携や情報発信を行うための施設です。
姫路中央病院は、平成30年10月に兵庫県より認知症疾患医療センター(地域型)の指定を受け、認知症の方とそのご家族が地域全体で適切な医療・介護サービスを受けられるよう姫路市、保険医療・介護・福祉関係機関等と連携しながら、認知症の人とその家族の暮らしを支える地域づくりに取り組んでいきます。
姫路中央病院は、平成30年10月に兵庫県より認知症疾患医療センター(地域型)の指定を受け、認知症の方とそのご家族が地域全体で適切な医療・介護サービスを受けられるよう姫路市、保険医療・介護・福祉関係機関等と連携しながら、認知症の人とその家族の暮らしを支える地域づくりに取り組んでいきます。
事業内容
- ①鑑別診断と治療方針
-
- ・早期診断・早期治療が大事です
- ・治る病気や一時的な症状の場合があります
- ②身体合併症・
行動心理症状への対応 -
- ・外来での内服調整
- ・入院での治療
- ・介護方法の相談対応
- ・連携病院への紹介
- ③専門医療相談
-
- ・医療ソーシャルワーカー、看護師が対応しています。
- ・地域で安心した暮らしの継続のために介護医療と連携して患者さん、ご家族の相談対応を行っています。
- ④地域機関との連携
-
- ・見える事例検討会
- ・認知症初期集中支援チームへの専門医として参加
- ・講演の講師
- ⑤研修
-
- ・かかりつけ医、地域で認知症にかかわる職員、医療スタッフに向けた研修
- ⑥情報発信
-
- ・講演会
- ・認知症フォーラム
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相談・連携体制
認知症とは
脳は、私達のほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。
認知症とは、色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなってためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヶ月以上継続)を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症などがこの「変性疾患」にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう血管性認知症です。
人口の高齢化に伴い、今後、認知症高齢者は急速に増加していくと見込まれています。
また、若くして若年性認知症を発症される方もあります。
認知症とは、色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなってためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヶ月以上継続)を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症などがこの「変性疾患」にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう血管性認知症です。
人口の高齢化に伴い、今後、認知症高齢者は急速に増加していくと見込まれています。
また、若くして若年性認知症を発症される方もあります。
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認知症症状
中核症状
- 記憶障害
- 新しいことを記憶できず、さきほど聞いたことさえ思い出せない。さらに、病気が進行すれば、覚えてたはずの記憶も失われていきます。
- 見当識障害
- 見当識(けんとうしき)とは、現在の年月日や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握することをいいます。まず、時間や季節感の感覚が薄れ、進行すると迷子になったり、遠くに歩いて行こうとします。
- 理解/判断力の障害
- 考えるスピードが遅くなり、2つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなります。
また、些細な変化、いつもと違うできごとで混乱を来しやすくなり、観念的なこと柄と、現実的、具体的なことがらが結びつかなくなります。
- 実行機能障害
- 計画を立て按配することができなくなり、日常生活がうまく進まなくなります。
- 感情表現の変化
- 認知症の人は、ときとして周囲の人が予測しない、思いがけない感情の反応を示します。
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受診について
外来では、診察、MRIや脳血流検査などの画像検査、血液・尿検査、神経心理検査など各種検査を行い、認知症かどうかの診断を行います。
- 診療科
-
神経内科、物忘れ外来※物忘れ外来は予約制です。物忘れ外来は、かかりつけ医からの紹介が必要となります。※お近くに受診する医療機関がない方は、当院の認知症疾患医療センターへご相談下さい。
- 神経内科
-
- ・毎週月曜日から土曜日
- ・診察時間 9時から
- ・受付時間 8時15分から11時まで
- 物忘れ外来
※かかりつけ医
からの紹介が
必要です。 -
- ・毎週月曜日 14時から17時(受付は16時まで)
- ・毎週水曜日 9時から12時(受付は8時15分から11時まで)
- ・毎週金曜日 14時から17時(受付は16時まで)
(祝日・年末年始・第5月曜日は除く)
日程はこちらをご覧ください。
1
かかりつけ医
からの紹介
からの紹介
かかりつけ医療機関からの診療情報提供書を地域連携室へFAXして頂きます。
当院より、かかりつけ医療機関に予約票をFAX返信します。
当院より、かかりつけ医療機関に予約票をFAX返信します。
2
初 診
持参して頂くもの
・紹介状
・健康保険証
・内服薬またはお薬手帳
3
問 診
症状について詳細に伺います。
現状だけではなく、それまでの生活についてもお伺いします。
現状だけではなく、それまでの生活についてもお伺いします。
※本人についてよく知っている方の付き添いをお願いします。
4
検 査
HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)を行い、必要な検査を行います。
・画像診断(CT・MRI・SPECT)
・血液検査
・尿検査
・脳波など
※検査の項目によっては日を分けることになるので、病院に何回か通院して頂くことになる可能性があります
5
鑑別診断
・専門医、認知症サポート医、神経内科医の診断になります
・治療方針が検討されます
6
治 療
・内服の調整
・必要時精査のための入院
・かかりつけ医への紹介
・連携病院への紹介
・必要時精査のための入院
・かかりつけ医への紹介
・連携病院への紹介
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認知症医療連携
ご相談・お問い合わせ方法
気になる症状があれば、いつでもご連絡してください。
MSW、看護師が対応します。症状以外にも以下のような問い合わせに対応しています。
認知症相談窓口:姫路中央病院 地域連携室
- TEL:079-235-5000
- 受付時間:月~土 9:00~17:00
FAX:079-233-0854
相談内容
- ・どのように受診・相談したらいいのか
- ・受診を嫌がっているがどのようにしたらいいのか
- ・受診時の対応(本人の前では症状を言いにくい、本人に聞かせたくない等)
- ・介護に困っているが相談先がない
- ・話を聞いてほしい
活動について
- ・研修会の開催
- ・院内での市民公開講座
- ・見える事例検討会
- ・認知症初期集中支援チームへの専門医としての参加
- ・研修会の講師
- ・イベント開催