医療法人公仁会 姫路中央病院 医療法人公仁会 姫路中央病院附属クリニック医療法人公仁会 姫路中央病院 医療法人公仁会 姫路中央病院附属クリニック
文字サイズ
標準
お問合せ お問合せ 病院施設 病院施設

ご挨拶

院長よりご挨拶(2016年3月~2021年6月)

院長 金丸太一

姫路中央病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。

2016年3月より姫路中央病院院長に就任しました金丸太一です。就任初日の職員への挨拶で、当法人理事長の掲げた『今、あなたに必要な病院へ』となるために、 新たに中長期経営戦略(ビジョン)を策定、全職員で共有し中播磨医療圏の中核をなす医療機関となることを目指すことを話しました。 新たなビジョン・ミッションがまとまりましたので病院の紹介とともに述べさせていただきます。

姫路中央病院は昭和45(1970)年に開設されました。その後岡山大学病院の研修施設病院として内科、消化器科、外科、整形外科、神経内科など中規模の総合病院として 姫路地区における地域密着型病院として永らく歩んで来ました。兵庫県保健医療計画の中で、中播磨地区において、 「専門的ながん診療機能を有する」、「脳卒中の急性期医療担う」医療機関として中心的役割を担っています。

今世紀になり日本の医療崩壊・医師不足が叫ばれる中、医療情勢は大きな変化を遂げております。超高齢化社会を目前に控え、 毎年増え続ける医療費や社会保障費に対し、国も医療制度そのものに積極的にメスを入れ自治体や病院に対し変革を行うように指導しています。 病院の「病床機能報告制度」もその一つで、自己の病院が今後どのような役割でその地域に貢献できるのかを明確にさせるものです。 当院も2012年に回復期リハ病棟、2014年には地域包括ケア病棟を開設し報告を行っております。

当院を取り巻く環境を俯瞰すると、300床を超えるベッド数を有する国公立あるいはそれに準じる急性期病院が近隣に複数あります。 さらに兵庫県の方針により2022年を目標に2つの急性期医療機関が合併し大規模病院となることが決定しております。 このような環境の中で、今後当院がどのような立ち位置でこの地域に貢献することが出来るのか、自治体が考える地域医療構想の中でどの様な医療を担えるのかを改めて考え、 次のように「ビジョン・ミッション」を掲げます。

ミッション:
今あなたに必要な病院へ
ビジョン:
  • 私たちは質の高い医療をやさしく安全に提供します。
  • 私たちは誇りを持てる病院つくりを行い、チーム医療・臨床研究を推進します。
  • 私たちは地域医療、介護にかかわるすべての機関と協力しこれに貢献します。
  • 私たちは病院職員が幸せになるように努めます。
  • 私たちは継続性のある健全な病院経営に努めます。
そのための目標として、
  1. ① 診療部門において“がん”、“脳卒中”、“神経難病”領域の急性期病院として地域に貢献し、PETを含めた検診やドックの充実を図ります。また、高機能な回復期病院の確立に努めます。
  2. ② 近隣急性期病院や診療所と病病・病診連携を積極的に行い、患者の受け入れ態勢を充実させます。その体制作りとして地域連携室を拡充いたしました。また大学閥に捉われない医療連携を行ってまいります。
  3. ③ 介護施設・療養型病院・クリニックの先生方との後方連携も今まで以上に目に見える形で積極的に行います。各医療機関には積極的に当院のベッドを活用していただきたいと考えています。
  4. ④ 職員の医療人としての自覚を高めます。地域に根ざし、地域に愛される病院であるための病院内組織作りとチーム医療の推進を図ります。中播磨地区で求められる病院として確固たる地位の確立を目指します。
“良い病院”とはどのような病院でしょうか。
「マグネットホスピタル」、「設備の充実した病院」、「職員、その家族がかかりたい病院」、「技術力の高い医師がいる病院」 など人それぞれ思いは異なるでしょう。
私自身“良い病院”になるためには「3つの質」が必要と考えております。
  1. ① 患者さん目線に立った安心安全な医療の提供できる「医療の質」
  2. ② 病院が公明正大で職員に働きやすい環境を提供できる「組織の質」
  3. ③ 最新の医療が提供できる器械や設備を購入するだけの安定的な収益をあげられる「経営の質」
超高齢者時代を迎えるわが国では、ひとりの患者のひとつの病気を治すことに専念するだけでは患者のニーズにこたえられないと考えています。 これからは「CURE」から「CARE」する時代へ。病院職員全員で患者、地域のために“良い病院”となるよう全力を尽くします。
そのためにも、地域の人々に愛され信頼いただき、それを糧として歩んでいくことが大切と考えています。
姫路中央病院 院長金丸 太一
もっと見る